大田区 池上線 久が原の鍼灸・びわの葉灸院 はり灸末廣堂

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セルフ灸・セルフ指圧を効かせるために ~ ツボ探しは大切です!

先月の話ですが、「ツボ探し」のミニ講座を当院で開きました。

 

5年前から開催されている久が原の商店街のイベント「まちゼミ」に参加しての開催です(まちゼミについては、こちら)

よく「お灸教室」は目にしますが、「ツボ探し教室」は あまり目にされないのではないでしょうか?

 

当院では、まずは「ツボ探し」が大切と考えてますが、それには理由があります。

 

その理由とは何でしょうか?

 

ツボ探しは何故必要なのか?


当院の考えではありますが、皆さんが効果的にセルフでお灸をしたり指圧したり(以下、セルフ灸・セルフ指圧)ためには、まずツボを正確に探せることが前提だと考えております。

 

ツボを正確に探すことが出来れば、しっかり効果をだすことが出来ます(そのようなツボを「活きたツボ」ということにします)

 

つまり、なぜツボを探す必要があるかというと、「活きたツボ」でしっかり効果を出すためだからです。

 

では「活きたツボ」はどうやったら見つけることができるのでしょうか?

 

「活きたツボ」を探すには?


皆さんがツボを探すときに先ず参考にするのは、ツボの本でしょう。

 

ですが、ツボの本の情報だけでは「活きたツボ」を探すことは難しいと思います。

なぜならば、ツボの本に書いてある探し方は、あくまでツボの大まかな位置を示しているだけだからです。

 

実は、ツボの位置が体調によって微妙に動くツボはありますし、体調によってはっきりツボが反応として出たり出なかったりすることもあります。

ですので、ツボの本に書いてある探し方で探しても「活きたツボ」に当たらないこともあるのです。

 

ここに当院のツボ探し講座の意味が出てきます。

 

ツボの場所を「自分の指先の感覚」で探せる手を作って頂くことが「活きたツボ」探しには必要になってきます。

 

では、「自分の指先の感覚」でツボを探すには、具体的にどのようにしていけばよいのでしょうか?

 

陰のツボと陽のツボの分け方


活きたツボを探す自分の指先の感覚を養う上で、まずツボを大きく2つに分けて考えるとよいと思います。

 

東洋医学には、陰陽という考えがあります。 

 

要は、光と陰

ツボで考えれば、陽光が当たる所が陽、陽光が当たりにくい所が陰、です。

 

セルフ灸のしやすい上肢・下肢に限って言えば、腕や脚の内側(日焼けしにくい所)が陰となります。

それ以外の外側(前面・側面・後面)が陽です。

 

当院では、この陰と陽でツボを分けて考えていきます。

 

では、陰のツボと陽のツボで、探し方と治し方をどのように分けて考えいけばよいのでしょうか?

 

「活きたツボ」の具体的な探し方と治し方


のツボは、基本的に硬く凝り固まることは少ないです。

 

どちらかというとペコペコ凹んだ反応として現れてきます。

ですので、ペコペコ凹んだ所を探すことになります。

 

反対に、のツボは硬く凝り固まってくることが多いです。

 

皆さんがグイグイ押してみて気持ちいいと感じるところがツボになっていることが多いので陰のツボに比べると探しやすいと思います。

 

では、上で説明した内容を頭に入れるだけで活きたツボを探せるでしょうか?

 

ツボを探す手を体得する必要性


活きた陰のツボは、ペコペコ凹んできて、活きた陽のツボは押して気持ちよいところとお伝えしました。

 

問題は、このペコペコ凹んだ状態は手の感覚で「体得する」しかないことにあります。

また、効果的に陽のツボを指圧するには、適圧(ちょうど良い深さに加える圧)と押す方向が大切で、これも手の感覚で「体得する」しかありません。

 

このことは、これまでの3回の講座で直に指導させて頂いて、実感していることです。

 

以上説明させて頂いたように、当院では、皆さんに効果的にセルフ灸・セルフ指圧して頂くために、ツボを探す手を体得して頂きたいと考えております。

 

まちゼミは年一回の開催ですが、鍼灸の施術でご来院して頂いている方にはご希望があればその都度お伝えしております。

 

セルフ灸セルフ指圧も含めて、当院にご来院して頂けたら幸いです(^^)


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