今月初頭に臨時休業を頂いて、西表島・石垣島を旅してきました。
山派の私たちとしては、2回目の南の島の旅
西表島では、カヌーも使って滝までトレッキングをしたり、鍾乳洞を探検したり、サンゴ礁でシュノーケルをしたり、ヤエヤマヒメボタルの観察をしたりで、自然を満喫です ♪
カヌーを漕いで、ピナイサーラの滝を目指す
あいにく気温が低かったので、けっこう寒かったのですが、飛沫を浴びるくらい滝の近くまで接近!
川沿いには、マングローブ林も
マングローブは、海水と淡水の入り混じる汽水域(きすいいき)に育ちます
ピナイサーラの滝へのトレッキングの後は、鍾乳洞探検へ ♪
けっこう狭いところもあり、スリリングでした(^^)
シュノーケルでは、アオウミガメにも遭遇
美しいサンゴ礁も楽しめました♪
最終日には石垣島で、沖縄の伝統工芸「紅型染め(びんがたぞめ)」を体験
紅型染めは、型に合わせて糊を塗り、糊の付いていない部分に顔料で色付けをしていくことで染め上げるもの。色を重ねてボカしていくところが特徴です。
まずは、型に合わせて糊を塗る
次に、型を外して、糊をしっかりと乾燥させる
糊が乾いたら、薄めの色で色つけをし
それを乾かしたら濃いめの色を重ねてブラシでボカしていきます
ボカしも終わったら、しっかり乾燥させて、最後に糊を落とせば完成!
糊を落とす前は、なんだか雑に見えて、きちんと染め上っているのか不安になります。。。
ですが、糊を落とすと、意外に綺麗にできていました ♪
今回の紅型染めは、初めての体験でしたが、ちょっと残念な想いもありました。
私は、Tシャツに染付けたのですが、ついつい普段の使い勝手を考えてしまい、無難な色合いになってしまいました。
トカゲといえばこんな色だろう。。。葉の色はやはり緑だよな。。。って感じです ^^;
これに対して、子供は固定観念に囚われないで自由な発想で色を選んでおりました!
この「固定観念に囚われない」という発想は、鍼灸にも通じるものと思います。
鍼灸師になり立ての頃は、ついつい教えられた通りにツボを選んだり鍼や灸の術を施したりしがちなものです。
ですが、来院される方の症状は、教科書通りにはいかないものです。
同じ症状を訴えていても反応の出ているツボは人それぞれですし、同じ方でもご来院ごとにツボの出方は異なってきます。
ですので、「腰痛を訴えているのだから、~のツボを使えばよい」というような思考停止したやり方だと、よい施術にはならないと思うのです。
鍼灸に限らず施術は「一期一会」
施術ごとに毎回ツボの出方が異なる以上、当院では毎回毎回を一回きりの施術の気持ちで臨む想いでおります。
そのため、「お身体と対話」するような「きめ細やかな」施術にこだわっております(当院のこだわりは、こちら)
今回の紅型染めは、新鮮で楽しい体験であったことだけでなく、施術への姿勢を再認識できたことも有意義な体験でありました(^^)
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