我が家での冬の定番となっている「牡蠣ペースト」
作り方は簡単だし、美味しくて栄養満点なので、ご紹介します ♪
「牡蠣ペースト」の存在を知ったのは、2016年2月10日放送のためしてガッテン
番組では、牡蠣の意外な話を聞けました。
牡蠣というと「生食用」と「加熱用」がありますが、なんとなく「生食用」のほうが新鮮で美味しいのではと思っていませんか?
ですが、この「生食用」と「加熱用」は鮮度の違いで区別されているのではありません。
正に、加熱して食べるなら「加熱用」、生で食べたいなら「生食用」というように、食べ方の違いで分けられています。
鍋やフライなど牡蠣に熱を通して食べたいなら、加熱用カキを使わないと、牡蠣が縮んでしまって美味しくなくなってしまうのです。
その理由は、以下です。
「加熱用」カキは、河口の近くで養殖されています。
河口近くは川から流れてきた窒素やリンが豊富で、これが植物ブランクトンのエサになり、この植物プランクトンを沢山食べてカキは、どんどん太っていきます。
しかし川からはウイルスも流れてくるので、河口近くのカキは、加熱しないとウイルスに感染するリスクもあります。
これに対して「生食用」カキは、川から流れてくるウイルスの感染を防ぐために沖の方で育てられています。
しかし、河口に多い植物プランクトンを十分に食べることができないため水分が多く、加熱するとカキから水分が抜けて、カキが縮んでしまうという欠点があるのです。
加熱用カキは、栄養豊富で水分が少ないので、加熱しても縮まずプリプリのままなので、加熱料理をするなら「加熱用」カキを選ぶべきなのです。
なんと、加熱用カキは、生食用カキに比べて、旨味2倍・疲労回復に役立つタウリン1.4倍・免疫力UPに役立つ亜鉛2.3倍です!
さらに、すりつぶされると含まれているアミノ酸と油がくっついて、より旨味を感じられるとのことなので、ペースト状にすることで、さらに美味しく牡蠣を頂けるのです ♪
良いこと尽くめの牡蠣ペーストを、是非ご賞味あれ(^^)
最後に牡蠣ペーストの作り方をお伝えします。
●材料
加熱用カキ300g ・酒大さじ3
※約200gのペーストができます。
●作り方
7分間加熱(強火2分、中火5分)*焦げ付かないように適宜まぜる。
余計な水分は、最後に強火で飛ばす。
フードプロセッサーでペースト状にする。
以上
*密閉用袋に入れて、約1ヵ月保存可能。
*使う分だけ自然解凍して使う。
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