秋も深まってきて、東京もかなり朝晩が冷え込んできましたね。
寒い季節になると、「首の寝違え」や「ギックリ腰」の訴えが増えてきます。
そして、患者さん達はそろって、「それまで大丈夫だったのに、突然に痛くなりました」と言われます。
この「突然に」は、「痛みが生じたこと」については、当てはまります。
しかしながら、「痛みの原因」に関していえば、「突然に」とは言えないケースがとても多いです。
患者さんから痛みが生じた経緯を伺ってみると。。。
①痛みが生じるまでに無理を重ねて、筋肉がこわばってきていて、
②気温の低下とともに身体が冷えて硬くなり、
③より硬くなった筋肉に大きな負荷が加わることで、最後の引き金がひかれる
多くの場合が、このようにして発症しております。
「疲労の蓄積」と「気温の低下」
この二つがキーワードです。
「気温の低下」は避けられませんが、「疲労の蓄積」はコントロールすることができます。
ご自身で、こまめに運動して血行をよくしたり、ストレッチしたりして、筋肉がこわばることを予防することが大切です。
とても多忙でなかなかご自身で運動やストレッチできない方でも、疲れ切ってしまう前に治療を受けることで対処することもできます。
その意味で、首の寝違えもギックリ腰も、「突然でない」症状といえるのです。
こまめにケアをして、首の寝違えやギックリ腰とは無縁の生活を送って頂きたいと思います(^-^)
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