「未知との遭遇」というと、皆さん何を考えますか?
ワクワクするという方、ちょっと怖いという方、昔そんなタイトルの映画があったなという方もいるかもしれません(歳がバレますね、笑)。。。
抱くイメージは、人それぞれでしょう。
私は、どちらかというとワクワクが強いです(ちょっと不安や怖さもありますね)。
実は、今週の月曜の定休日に今年最後の紅葉登山に行きました。
ルートは、高尾駅北口~(小仏行きバス)~日影バス停~小仏城山に繋がるバリエーションルート(※)の尾根~小仏城山~大垂水峠~中沢山~草戸山~高尾山口駅。 約7時間の行程です。
よく行き慣れた高尾山エリアにもかかわらず、すべて初踏ルート!
「初踏」というだけで、ワクワクしてきます ♪
今回の山歩きでも紅葉を堪能できました ♪
小仏城山では、晴れ間の中、なかなかの眺望
遠く、都心を望む。少し霞んでいるのが惜しい!
左に丹沢山系の檜洞丸(ひのきぼらまる)。右に富士山
とくに小仏城山までのバリエーションルートは北側の尾根なので、明るさは期待していませんでしたが、広葉樹が多くて尾根の東側が開けているので、東からの朝日を浴びた紅葉がとても美しかったです。
登山地図を眺めると、等高線の感じでコースの斜度のイメージは出来ますし、尾根なのか沢筋なのかで大まかなコースのイメージも出来ます。
ですが、実際に歩いてみないと分からないことは沢山あります。
思っていたより広葉樹が多くて森が明るいとか、等高線上ではなだらかな道だけど岩がゴロゴロしていてとても歩きにくいとか、思いもよらない開放的な眺望を楽しめたりとか。。。
上りに使ったバリエーションルートの気持ちよさも、朝の時間帯に実際に歩いてみたから気づけたことです。
ですから、実際にあるいたことのないコースを歩く前は、どんな山道が待っているのだろうかとワクワクするし、新鮮な気持ちで臨めるのです。
今回の山行では、中沢山近くの見晴台から、とても美しい風景を望めました。
手前に津久井湖、奥に丹沢山系、中央に畑と里山が広がっています♪
登山地図の情報では「西側の展望」とあるのみだったので、かえって実際に目のあたりにした風景に感動です!
また標高の低いコースは樹林に覆われて、あまり眺望は期待できないことが多いですが、時たまフッと視界が開けて、綺麗な光景を楽しめることもあります。
今回も草戸峠から、高尾山頂辺りの山腹の紅葉を楽しむことができました ♪
やはり未知のルートを登山するのは、ワクワクしますね (^‐^)
実は、同じような感覚を施術にも感じています。
新しい方からのご予約を電話で承るときに、予め大まかな症状を伺うのですが、その際に「ちょっと症状が複雑なので、そちらに伺ってから詳しくお話しします」なんて返答されると、未知の登山ルートに向かう時のように、なんかワクワクするのです(笑)
どんな複雑な症状の方なのだろうか?結果を出すのに難儀するかな?と想像すると、俄然チャレンジする気持ちが湧き上がり、ワクワクしてきます(もちろん、ちょっとは「改善できないかも」と不安にもなりますが ^^;)。
そして、知恵の輪を解くように、複雑な症状を紐解いて不快症状をスッキリさせられたときには、難しい登山ルートを踏破したときのような達成感を感じられるのです。
また、書籍では知ることのなかった「気づき」を施術の中で発見することもよくあります。よく言うことですが「ご来院した方が一番の先生」なのだと常々感じております。
その意味でも、施術の中では「未知との遭遇」が度々起こるのです。
そのような「気づき」があるから施術にもワクワクを期待してしまいます。
というわけで、これからも登山でも施術でも「未知との遭遇」を楽しませて頂きたいと思います (^-^)
※ ここでのバリエーションルートは、道標がなく自分でルートを見つけながら歩く必要のある登山道のこと。踏み跡や木の目印がついていることもありますが、基本は自分が頼りになるので、読図技術を習得して地図でルートを確認しながら歩くことが必要です。
« 前の記事:池上線 と 鍼灸 に想う
次の記事:体調管理のススメ ~ 笹尾根を経て三頭山から奥多摩湖へ »