大田区 池上線 久が原の鍼灸・びわの葉灸院 はり灸末廣堂

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幼児、睡眠時えび反り姿勢の改善(2歳10か月)

2歳10ヶ月(自閉スペクトラム症、男児)

 

小児鍼3回後、睡眠時のえび反り姿勢がなくなりました。(引き続き時々施術中です。)

乳幼児期より睡眠時えび反りの姿勢で寝ており、夜中に起きることも多いとのことでした。

 

他院にて小児鍼1回、その後当院にご紹介いただき2回小児鍼施術後より、えび反り姿勢がなくなり、夜よく眠れるようになりました。

その分、日中の昼寝が格段に少なくなりました。また、3回の小児鍼施術後より、日中の立ち姿勢、座る姿勢も安定してきました。

 

2歳ごろの睡眠は、それまでよりレム睡眠が短くなり、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間が増えてきます。そのため、夜の熟睡量も一生で一番多くなる時期で、成長ホルモンも多く分泌される大事な時期です。そして、レム睡眠からノンレム睡眠に移行する時やノンレム睡眠中に寝返りが多くなると言われています。

 

本来一生の中でも熟睡している時間の割合が高いはずの時期に、背中を反ったままの筋緊張の強い姿勢で寝ているとなると、熟睡状態に入れていない可能性が高いです。最近えび反り姿勢で寝られるお子様は少なくないそうです。寝返り前の時期など一時的でしたら問題はないですが、長時間、長期間となると、脳血流、呼吸、自律神経、成長ホルモンの観点からも、ご本人の負担も少なくないと思われます。

 

発達障害との関係も関連付けられることも多く、えび反り姿勢の原因に発達障害と書かれている記載も見受けられます。ですが、もし発達障害と診断されたとしても、えび反り姿勢の原因が発達障害だからしょうがないと諦めずに、身体からのアプローチを行ってあげられたらよいのではと強く思いました。

 

小児鍼の刺激は大人が見ると一見大したことがなさそうに見えますが、小さなお子様はそれにより様々な症状が改善することが多いです。

同じようなお悩みのお子様に、小児鍼の選択肢も届くとよいなと思っています。

 

かおり


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