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奥穂高岳~西穂高岳~焼岳 縦走 生きている実感を求めて

今月の中旬(9月14日~16日)に以前からの課題であった登山に挑んできました。

 

場所は、北アルプスの穂高連峰

ルートは、上高地~涸沢~奥穂高岳~西穂高岳~焼岳~上高地

 

2泊3日の山旅です。

 

今回のルートを決めるにあたって、以下の2点で迷いました。

 

1.核心部である「奥穂~西穂」の間の稜線を奥穂側から歩くか、西穂側から歩くか

2.テント泊にするか、小屋を利用するか

 

1点目については、比較的天気の安定しやすい10時頃までにジャンダルムに登りたいこと、奥穂側から見る方が美しいジャンダルムを眺めながら歩きたい、との想いから奥穂側から歩くことにしました。

2点目については、強風など条件が悪いときでもバランスを崩しにくするには小屋を利用する方が安全と考えて、素泊まりで小屋を利用することにしました。

 

9月14日(初日)、上高地バスターミナルを5時47分発

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久しぶりの上高地。河童橋越しに、これから歩く穂高の稜線が朝日に照らされていました。

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雲一つない快晴、期待が高まります♪

 

梓川に沿って進み、横尾を8時12分発

 RIMG16591 0812発

奥穂高岳の稜線が青空に映えています!

 

涸沢に近づくと、ナナカマドの実が赤く色づいていました。

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紅葉の季節も間近ですね♪

 

涸沢ヒュッテ10時10分着

 RIMG16599涸沢ヒュッテ1010着

快晴の青空の下、1時間以上涸沢カールの風景を堪能しました!

 

左が奥穂高岳、右が涸沢岳

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中央に北穂高岳と涸沢小屋

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まるでチベットに居るみたいです♪

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涸沢からの眺めを十分堪能した後、涸沢ヒュッテを11時37分発。

 RIMG16617ザイテングラード

ザイテングラートを経て、穂高岳山荘13時51分着。

 RIMG16622穂高岳山荘1351着

山荘のテラスから東の方角を見渡すと、常念岳(右)と蝶ヶ岳(左)の稜線

 RIMG16623常念・蝶ヶ岳

 

午後になって山荘の近くまでガスが上がってきたこともあり、ブロッケン現象を見ることが出来ました♪

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早めに夕食を済ませ、夕方に涸沢岳に上ってみると。。。

夕日に赤く染まる奥穂高岳を観ることができました♪

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2日目に歩く、ジャンダルム~西穂高岳へ続く稜線も赤く染まっている。

 

燃えるような夕日に2日目の好天が期待されます。

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9月15日(2日目)、穂高岳山荘4時16分発。

 RIMG16642穂高岳山荘0416発

奥穂へ向かう稜線に取りつくと、非常に強い風。この強風で西穂への縦走ができるか少々不安に。

 

奥穂高岳山頂4時57分着。

 RIMG16643奥穂高岳0457着

強い西風に煽られて、雲海が槍穂連峰に滝雲を作っていました!

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ダイナミックな雲の動きに改めて大自然を感じます。

 

奥穂山頂から西穂に続く稜線方面を眺めると、ジャンダルムの先は雲海の下。。。しかもかなりの強風。

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この条件の下、このまま進んでもいいのか迷いましたが、通常 日が出て大気が温められれば、雲海が上昇して視界が開けるので、それに期待して、ご来光を待たずして、西穂への稜線歩きをスタートしました。

 

歩き始めて、すぐに「馬の背」のナイフリッジの下り

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ナイフのような稜線の両脇は、谷底までスパッと切れ落ちてます!

足掛かりを見つけにくいところもあり、正直、怖さを感じました(汗)

 

下りきって振り返ってみると、こんな感じ。

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改めて、厳しいルートであることを認識しました。

 

朝日がジャンダルムにあたって、神々しい♪

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馬の背を過ぎると、「ロバの耳」が待ち構えています。

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北側の岩壁をトラバースしている登山者。遠目ではとても歩けそうもないのですが。。。

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近づいてみると、鎖もあり、それなりに足場もあるので、問題なくクリアー。

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とはいえ、なかなかの高度感です。

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再び、稜線に戻ると、目の前には憧れの「ジャンダルム」が迫ってます♪

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ジャンダルムへ上るルートは いくつかあって、西穂側に巻いて上るのが一般登山道とされていますが、奥穂側から直登できることは前情報で知っていました。

ジャンダルムをどのルートで上るかは、現地でジャンダルムを眺めて決めようと考えていました。

 

で、ジャンダルム直下にきて奥穂側から見上げてみると、手掛かりが結構ありそうです。

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テントも背負っていないことですし、思い切って奥穂側から直登してみることに。

実際によじ登ってみると、1か所 腕力だけで上がらなければならない所がありましたが、それ以外は、安定して上れることができました。

 

ジャンダルムへの上りの途中で、横を見てみると。。。なかなかの垂直の壁

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見下ろしてみると、かなりの高度感です!

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ジャンダルム登頂直前で、1枚♪

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ジャンダルム6時27分着。山頂で朝日に照らされながら記念写真 ♪

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ジャンダルムから天狗岳方面を眺めると、まだ稜線は雲海の下。。。わずか乗鞍岳と御嶽山が見えるだけ

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なかなか雲海のガスが上がっていかないのに少々不安を抱きながら、ジャンダルムを6時40分発

 

ジャンダルムを振り返ると、奥穂側から見た感じと全く違う顔をしています。

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西穂側からだと壁ではないので、上りやすいですね。

 

コブの頭を過ぎると、稜線を外れて、上高地側の緩やかなガレ場を巻いていく。

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この稜線を外れるところと再び稜線に戻るところのペンキ印が最初はハッキリせず、ガスの中だとルートを見失うリスクを感じました。

 

稜線に戻ってからは、いっきに天狗のコルへと下っていきます。

 RIMG16703天狗のコルへの下り

天狗のコルへの大下りの途中から雲海が切れてきて、天狗岳・間ノ岳・西穂高岳と続く稜線が顔を出しました♪

 RIMG16701天狗の頭、間ノ岳、西穂、乗鞍岳

天狗のコル7時41分着。

 RIMG16711天狗のコル0741着

天狗の頭への上りは、再び鎖のついた急登です。

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天狗の頭の辺りから、天狗のコルへの大下りを振り返ると、こんな感じ。

 RIMG16718天狗のコルへの激下りを振り返る

かなりの高度を下ってきたことを実感。

 

北の方角を眺めると、雲海も晴れてきていて、遠く立山(中央)も望めました。

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天狗岳山頂8時11分着

 RIMG16721天狗岳山頂0811着

この頃には、稜線上の雲海も完全に切れて、間ノ岳・西穂高岳がハッキリと見えました!

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天狗岳を下っていくと、有名な「逆層スラブ」

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ここでは、完全に鎖に頼って、懸垂下降のように一気に下りました。

 

逆層スラブを上から眺めた図

 RIMG16724逆層スラブ1

下から眺めると、こんな感じ

 RIMG16725逆層スラブ2

 

逆層スラブを下りきると、今度は間ノ岳への上りです。

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鎖のついた、ほぼ垂直の長い上り

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途中の岩稜の隙間には、イワツメクサの花を見ることができて、ホッと一息

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この辺りから逆コースの団体と多くすれ違うようになりました。

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好天のためか、平日とはいえとても多くのツアーパーティーとすれ違い、すれ違いのための待ち時間も多くかかりました。

休日は、それ以上に待つ時間も考えて、スタート時間を考える必要があると思います。

 

間ノ岳山頂8時53分着

 RIMG16740 間ノ岳山頂0853着

間ノ岳山頂から西穂高岳方面。

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間ノ岳と西穂高岳の間は、浮き石が多く、リスクが大きいところ。

好天で風もなかった前日にも、逆コースで2人の滑落者がでたとの情報がありました。

落石のリスクも高く、慎重に進む。

 

P1のピークを過ぎると、西穂高岳は目の前!

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西穂高岳に9時53分着

 RIMG16756西穂高岳山頂

ここまで、天気が安定してくれたことに感謝!

 

ピラミッドピークを経て、独標から歩いてきた稜線を振り返る。

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本日のメインイベントが終わって、少し寂しい想いを抱きながらも、気を抜かずに西穂山荘へ向かう。

 

西穂山荘11時40分着

 RIMG16775西穂山荘1140着

自分へのご褒美に生ビールで乾杯♪ 充実した2日目でした(^^)

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9月16日(3日目)

 

この日は、天気が下り坂との話だったので、4時30分に西穂山荘発、焼岳に向かう。

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西穂山荘から焼岳までの縦走路は、湿地の多い樹林帯で、あまり歩きやすいコースではなかったです。

 

朝焼けの中、槍見台の近くで見た西穂高岳の稜線が美しかったです。

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焼岳直下に近づく頃には、ガスが切れて眺望が開けてきました。

 

北側から見た焼岳。

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焼岳は上高地唯一の活火山。

山腹の至る所からは、硫黄の噴煙が上がっています。

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焼岳山頂7時23分着

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山頂からは、穂高連峰が一望です♪

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遠く、槍の穂先も見えます。

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笠ヶ岳の大きな山塊も綺麗に眺めることができました♪

 

天気は下り坂だったので、早々に上高地に下りて、帰りのバスまでの間は観光です。

 

大正池越しに見た焼岳

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ウエストン碑

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何気に、上高地でのんびりしたのは初めてだったので、これはこれで楽しかったです♪

 

今回の山旅は、3ヶ月前からの計画であったのに、バッチリ天気は安定!

手前味噌ですが、晴れ男ぶりは健在です♪

 

9月中旬は、冷え込みもそれ程厳しくなく、北の高気圧に覆われて空気が乾いて眺望も効く可能性が高いです。

北アルプスの3000mの稜線歩きに最適ですね ♪

特に今回のルートは、雷のリスクやガスでルートを見失うリスクを考えたら、今の時期に歩いて正解でした。

 

今回のルートは振り返ってみると、かなりスリリングなルートで、今までにない充実感を感じられました。

究極の非日常の中で、大自然に向き合う自分に生きている実感をひしひしと感じました。

 

「何で、こんなに危ない山を登るのか?」と問われれば、やはり「生きている実感をはっきりと感じたい」からだと答えると思います。

 

やはり、登山は私の人生に不可欠になっています。

 

今度は、逆に西穂高岳から奥穂高岳まで歩いてみたいですね ♪

 

そして、いつも気持ちよく山に送り出してくれる家族に感謝したいと思います(^^)


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